日体大柏はベスト4へ進出(写真=多田哲平)
「逞しくなってきたのかなと。勝ちたいという気持ちが最後ああいう形として出たんじゃないかなと思います」と指揮官も選手たちの奮闘を称える。
昨年度の県予選では初戦となったラウンド16で、市立柏にPK戦の末に敗れ、あまりに早く姿を消した。
今年度、再現を目指すのは、2019年度大会の躍進だ。準決勝で市立船橋を1-0で破ると、決勝では流通経済大柏に延長戦の末4-3と競り勝ち、見事に全国出場を決めた。
根引監督は今大会のテーマをこう語る。
「勝ち上がって全国に出るというのは当然大きな目標としてあります。そのなかで、市船や流経と、がっぷり組んでどこまで戦えるのか。この後には選手権がありますけど、この2チームと対戦できる機会は、我々のカテゴリーだと限られているので、しっかり肌と肌を合わせ、そして倒していきたいなと。
市船と流経を倒して勝ち上がった3年前のような経験を、今の選手たちにも味わわせてあげたい。そうはいっても簡単ではないですけど、自分たちの持っているものをぶつけることで、チームの成長につながりますし、レベルの高い選手と戦うことで、個々もステップアップできる機会になると思う。勝負にこだわりながらも、楽しみたいなと思います」
3年ぶりの全国出場なるか。日体大柏は勝負の2連戦に挑む。6月18日、まずは流通経済大柏戦だ。
(文・写真=多田哲平)
▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選