GK木村航大(写真=多田哲平)
東京成徳大深谷は令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選の準決勝で西武台を下して、初の決勝進出を果たした。
1-1で延長戦に突入した激闘は、トータル100分では決着がつかず、PK戦へともつれ込んだ。
PK戦では、互いに3人目が失敗したものの、その後はどちらも決め続けていく。
ついに激闘に終止符が打たれたのは、9人目だった。先攻・東京成徳大深谷のキッカーMF松田陽瑠(3年)がゴール右に蹴りこみ成功させた一方、対する後攻・西武台のキックはポストに阻まれた。
西武台の選手たちの執念も見事だったが、東京成徳大深谷の冷静ぶりが、それを上回った格好だ。毎日の全体トレーニング後に必ずやっているPK練習の積み重ねが活きた。
「練習中よりも上手かったですね」と冗談めかして笑うのは、チームを率いる為谷洋介監督だ。指揮官いわく、PK練習を欠かさずやるようになったのは昨年からだという。
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▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選