東洋大牛久を率いる丸山和男監督(写真=古部亮)
令和4年度関東高校サッカー大会に出場し、令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)茨城予選3位の成績を残した東洋大牛久。関東大会の県予選決勝では、明秀日立を延長戦まで追い詰め、インターハイ準決勝では同じ相手に、結果こそ1-4だったが、後半35分までは1点差の好ゲームを展開した。
そのチームを率いるのが丸山和男監督だ。現役時代は埼玉県の坂戸ディプロマッツから浦和レッズユースに入り日本代表の原口元気や山田直輝らとプレーし、現役終了後は神奈川県の法政二高で指導を経験。そして3年前に東洋大牛久の監督に就いた。
東洋大牛久サッカー部は強化指定ではなく、サッカー推薦制度は無いものの、3年前に人工芝グラウンドになり、徐々に選手が集まってきたそうだ。近年では、寮を完備し、推薦制度や特待制度で全国から選手を集める高校も増えてきた一方で、東洋大牛久は一般入試で入ってきた選手のみなのだが、だからこそ選手たちはそこに「プライド」を持っているという。
目指すのは「ボールを握りながら、しっかりと判断が出来るサッカー」。明秀日立との総体予選準決勝でも、立ち上がりこそ緊張や雨によるグラウンドコンディション不良の影響でボールロスが散見されたが、それでも明秀日立のプレッシングをかわしながら、後半には「理想の形」と監督が言う、サイド攻撃からのゴールが生まれた。
▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)茨城予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)茨城予選