昌平の最終ラインで堅守を築く津久井佳祐(写真=多田哲平)
昌平(埼玉)は令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)の2回戦で星稜(石川)を3-1で下して3回戦進出を決めた。
勝利の立役者となったのは2得点を挙げたMF篠田翼(3年)であり、途中投入で流れを変え、ゴールまで奪ったFW小田晄平(2年)である。
ただ見逃せなかったのが、リズムを掴めなかった序盤に、相手の攻撃をことごとくはね返し続けたCB津久井佳祐(3年)の奮闘だ。
相手エースの山下陸(3年)へのロングボールを遮断し続け、チャンスを作らせなかったこのキャプテンの活躍がなく、早い時間帯に失点を喫していれば、その後の展開はまた変わってしまっていただろう。改めて、その圧倒的な対人能力を証明してみせたと言える。
篠田の先制点でチームに落ち着きがもたらされたが、それまでは「バタつくことが多くて、相手のFWの10番(山下)が、身体がガッチリ系で起点を作られたりしたので、ちょっと怖かったですね」と津久井は語る。
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)