中京大中京のキャプテン伊藤凛人は課題を語った(写真=多田哲平)
中京大中京(愛知)は令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)の3回戦で岡山学芸館(岡山)に0-4で敗れ、トーナメントから姿を消した。
キャプテンのDF伊藤凛人は「(岡山学芸館は)思っていたより強くて、正直、個の力でやられてしまって、何もできなかった」と悔しさを滲ませた。
岡山学芸館の多彩な攻撃にさらされ、30分過ぎまではなんとか持ち堪えていたものの、34分に強烈なミドルシュートを浴びて先制点を献上すると、後半に崩れて結局4失点。また前半途中や後半の10分頃には鋭い攻撃からゴールを奪うチャンスも作ったが、ネットは揺らせなかった。
「前半はたまに中盤で崩せたり、アーリークロスで前進できた。いつもできていることができたんですけど、後半は体力がなくなったせいでできなくなってしまった」と、伊藤は停滞の原因を語る。
愛知県予選は全5試合を無失点で切り抜け、全国での初戦(2回戦)・高松商戦も4-0で見事に振り切った。守備には自信があったはずだった。それでも全国8強の壁は分厚かった。
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令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)