DF大田知輝は決勝で攻守に奮闘した(写真=会田健司)
帝京(東京)は 令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)で惜しくも準優勝。前橋育英との決勝で0-1で敗れ、19大会ぶりの全国制覇とはならなかった。
【フォトギャラリー1】帝京 vs 前橋育英
【フォトギャラリー2】帝京 vs 前橋育英
前橋育英との決勝では、攻め込まれながらも耐え凌ぎ、チャンスと見れば鋭いカウンターでゴールに迫った。
しかし後半アディショナルタイムの70+4分、相手FW高足善(3年)に突破を許し、決勝ゴールを決められてしまう。
CBの大田知輝(3年)は「最後の最後に守備での弱さが出た」と悔しさをあらわにする。
「スローインの流れから、前線の相手選手の動き出しに自分たちが上手く対応できなかった。守備の強さとかコーチングができず、そのままシュートを打たれてしまった」
そして大田自身、悔やむシーンがもうひとつある。前半アディショナルタイムの35+5分、相手CKのクリアを拾ってグングンと前進したFW伊藤聡太(3年)からのラストパスを受けて、GKとの1対1を迎えた場面だ。自陣ゴール前から敵陣ゴール前まで一気に駆け上がった姿勢にゴールへの気概を感じさせたが、惜しくも相手GKのファインセーブに阻まれ、得点には至らなかった。
「とにかく前が空いていて、本当にゴールが取りたかった。伊藤聡太から良いボールが出てきたので、自分が決めなければいけない場面だったんですけど、ああいう1点が勝負を決めると思うと、本当に悔しくて、ああいうところをもっと磨いていきたいなと思っています」と大田は口惜しむ。
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)