大田は冬のリベンジを誓った(写真=会田健司)
ただ、DFながらチャンスと見れば敵陣深くまで攻め上がる大田の前掛かりな姿勢は、チームの攻撃的なスタイルを表していた。チームは全5試合を通じて17得点と、その攻撃力は圧倒的だった。
しかし、そんな爆発力を誇った一方で、計8失点と、そのぶん守備の拙さが露呈した大会だった。
大田は言う。
「やっぱり失点が多い。攻撃が良いぶん、それが自分たちの課題なのは明確。チームとしての守備のやり方とか、個人で体を投げ出すところは良かったと思うんですけど、結局最後の最後にはやられてしまう。また今大会で出た悪かったところをチームで修正したい」
攻撃力はそのままに、いかに守備の強度を高めるかが今後のテーマだ。
「この6試合の経験は他のチームにはなかったと思う。一番悔しい想いをしていますし、この気持ちを、ただやるのではなくて、チームで悪かったところを、これからどうしていくのかを明確にして、冬の選手権では1位を取りたいと思います」
そう大田は冬のリベンジを誓った。
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)