DF川合陽は大会MVPを受賞(写真=多田哲平)

 セレッソ大阪U-18(大阪)は 第46回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会で13年ぶりの優勝を果たした。

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 延長戦にまで及んだ横浜F・マリノスユース(神奈川)との決勝で、勝利の立役者となったのが、キャプテンのDF川合陽(3年)だった。

 0-1で迎えた73分、MF和田健士朗(3年)が放った左CKから、ゴール手前でFW30緒方夏暉(3年)がヘディングで逸らしたボールに右足を合わせてシュート。これは一度、相手GKに阻まれるも、そのこぼれ球に自ら反応し、今度は左足を振りゴールネットを打ち抜いた。ボールを握りチャンスを作り続けながらも、なかなかゴールを奪えないチームにとって値千金の同点ゴールだった。

 さらに、これだけでは終わらず、88分には再びCKから、MF皿良立輝(2年)のボールに合わせてファーサイドでジャンプ一番、ヘディングシュートで見事にゴールネットを揺らした。

 「1点目は練習してきた形で、上手くいきました。2点目はシンプルにキッカーが上手いので任せたら、たまたま自分のところにボールが来ました。チームを勝たせる点は狙っていたんですけど、まさか2点取れるとは思っていなくて。チームを勝たせられたのは、自分の成長と収穫でもあって、そこは良かったです」。そう川合は振り返る。

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▽第46回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会
第46回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会