前半20分にはヘディングで先制ゴールを奪った(写真=多田哲平)

 畑野にとって、日本一をかけて臨んだ決勝は様々な想いが交錯する濃密な100分間だった。

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 立ち上がりからC大阪U-18の鋭い攻撃を受けながらも、DF髙橋謙豪(3年)、GK髙橋太陽(3年)とともに身体を張って相手のシュートをブロックするだけでなく、前半20分にはMF篠原佑岳(3年)からのCKに打点の高いヘディングで合わせて先制ゴールを奪った。それでも追加点は奪えないまま、後半に失点すると、1-1で迎えた延長戦でさらに2失点を喫した。畑野はチームを勝利に導くことはできなかった。

 畑野は、守り切るというのは絶対的な前提として攻撃面の反省を語る。

 「1ゴール決められたのは嬉しいです、DFだからと言って守るだけじゃダメだと思うので。ただ1点じゃ満足できなくて、2点、3点取らなきゃいけない。どのポジションでも、チャンスを決め切る力は必要不可欠。それに守備の人間としては3失点しているので、その分は自分たちが点を取らないといけなかった」

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▽第46回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会
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