20年12月に風間八宏氏を技術委員長に据えて新たなスタイルの構築をスタート(写真=多田哲平)

 「やっている最中も変わっていっていたので、別に怖いものなんてない。僕の話で言えば、名古屋時代にJリーグの選手がこんなに変わっていくんだというのを見せていただいたので、やっていれば変わるというのはあるので、練習のなかでも見えていた。選手の変化に関してはこちらが違う方向に持っていくということはしませんでした」

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 結果に左右されずに取り組むと、新たなスタイルは徐々に浸透。後半戦は結果が出るようになっていく。転機になったのが昨季のプレミアリーグWEST第15節・ヴィッセル神戸U-18戦(3-2)だ。島岡監督は言う。

 「点が取ることができて、こんなに入れられるのという実感が出て、ちょっと前に進んだと思う。見えているモノにちゃんとボールを届けたり、自分のところでボールに触れる技術があれば、前にボールを進めてゴールまでいける。こういうことを実体験として味わえたと思う」

 元々、神戸戦の前から選手たちに変化が見られ、技術に関する捉え方や表現方法は今までとは違ってきていた。ただ、目に見える結果がなければ、成功体験が積み上がらず自信を得られない。そうした意味で神戸戦の結果はチームに自信を生むものだった。実際に後半戦は最初の連敗が嘘のように勝点を重ね、10チーム中6位でフィニッシュできたのは大きな成果だった。

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▽第46回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会
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