東京朝高の姜宗鎭監督(写真=多田哲平)
復活への挑戦は続いている。
9月4日、第101回全国高校サッカー選手権東京予選の1次予選1回戦で東京朝鮮中高級学校は麻布と対戦。12-0で勝利を収め、2回戦進出を決めた。
開始35秒でMFリュ・サンウ(2年)のゴールで先制すると、MFキム・ヒョンジョン(2年)、FWチョン・ヘリョン(3年)、FWチョン・チャンゴン(2年)、MFキム・セリャン(2年)、MFパク・カンシン(2年)、MFク・ギョチャン(3年)が続き、前半に5得点、後半に7得点とゴールラッシュ。姜宗鎭(カン・ジョンジン)監督も「選手たちは緊張してたと思うんですけど、早い時間で得点できたことで固さが取れて、のびのびやれたんじゃないかと思います。予想よりも点数は多く取れました」と振り返った。
とはいえまだ初戦を突破しただけ。指揮官は「でも生徒たちには満足してもらいたくない」とハチマキを締め直す。
「まだまだ質の部分は足りない。一戦一戦、目の前の試合を見て戦っていますが、やはり都大会進出のために、1ヶ月後を見越してやっていかないといけない。強豪とやった時にどれくらいやれるか。そこでできなきゃダメなので。その意識で1週間突き詰めて練習して、次の試合に向けてまたしっかり準備したいと思います」
「もちろん全国出場が目標」というのは過去も現在も変わらない。かなり遠い過去に遡れば、1955年度の第33回全国高校サッカー選手権大会では初出場でベスト4に輝いた。いつかまたその栄光に輝くためにも、まずは東京都内で権威を取り戻す必要がある。
▽第101回全国高校サッカー選手権東京予選
第101回全国高校サッカー選手権東京予選