プロ入りへの意気込みを語った津久井(写真=多田哲平)

ーー佳祐くんのプロ内定が決まった瞬間の心境は?

剛志さん(父):今でもずっとビックリしています。(インターハイで)怪我する前はどこからかは声をかけてもらえるかなとは思っていたんですよ。本人いわく「相性が良いところだったら行く」と考えていたようなんですけど、怪我してしまって、これは大学進学しかないかなと。幸い、大学からも声をかけていただいていたので。でも怪我をして本人だけじゃなく家中が暗くなってしまっていた時に、突然鹿島さんからオファーをいただいて。私もずっとプロになれればいいなと思っていましたけど、いざ本当になれるとなると、本当に驚きましたよね。

由紀子さん(母):本当にビックリですね。私の仕事が終わった頃に、藤島(崇之)監督から本人に電話がかかってきて、内容を聞いた時には震えが止まらなかったですね。「まさか」と思って(笑)。

剛志さん:そうそう、私が仕事から帰ってきて、嫁と佳祐に呼ばれたんです。何事かと。選手生命が終わったのかと嫌なほうにも考えてしまいましたよ。でも、そしたら全然違う話だったので。それからずっと信じられないという感じですよ(笑)。

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