関東一のGK中村颯斗(写真=多田哲平)

 3連敗中のチームを救ったのは、トップ初出場の1年生GKだった。

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 関東一(東京)は、高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2022 関東2部の第11節で桐蔭学園(神奈川)に1-0で勝利。7月9日の健大高崎戦(3節延期分)以来の白星をあげた。

 この試合で先発に抜擢されたGK中村颯斗(1年)は、1-0で迎えた後半アディショナルタイムに絶体絶命のピンチでビッグセーブ。ペナルティエリア内から放たれた鋭いシュートを見事に弾き、完封勝利に導いてみせた。

 「スタメンに選ばれた時は『最高』って気持ちだったんですけど、トップでの公式戦は初めてで試合前はやっぱり不安がありました。前半は緊張してキックが力んでチームの足を引っ張っていた感もあって。でも先輩たちが『1年なんだから思い切りやって』と言ってくれて気持ちが楽になりましたね。後半はリラックスして、キックもミートする瞬間だけ力を入れるのを意識したら飛ぶようになった。後半の最後に来たシュートは、ボールから目を切らないで集中していたら、体が勝手に反応しました。しっかり止められたので良かったです」

 そう振り返る中村は、終盤のビッグセーブ以外に、前半から声を張り上げてチームを鼓舞していたのも印象的だ。「声を出して、少しでもチームに入ろうと思ったのもあるし、自分の集中力を切らさないためにという狙いもあった」とその意図を語る。

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▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2022 関東2部
高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2022 関東2部