東京朝鮮中高級学校を率いる姜宗鎭監督(写真=多田哲平)
東京朝鮮中高級学校は10月8日、第101回全国高校サッカー選手権東京予選の2次予選Aブロック2回戦で都立調布南を下して3回戦進出を決めた。
攻め込みながら後半途中までゴールを奪えなかったものの、アディショナルタイムの80+2分にMFチョン・チャンゴン(2年)の得点で先制すると、80+4分にはMFチョン・テナムの追加点。劇的な展開で2-0の勝利を挙げた。
チームを率いる姜宗鎭監督は、試合を以下のように振り返る。
「去年、早大学院にここのステージ(2次予選の初戦)で負けていたので、そのリベンジということでやってきました。前半0-0という展開もその時と同じで、やっぱり先制点がいつ取れるかでした。
前半は相手のほうがのびのびやっていたので、ハーフタイムに後半は自分たちの持っている力を出そうと伝えました。後半は少しリズムが出てきてチャンスを作ったんですけど、なかなか決め切れなかった。延長戦も覚悟していたんですが、あの時間で交代選手がよく取ってくれたなと。選手権はどの相手にも気が抜けないし、サッカーは最後まで分からないなと改めて身に沁みました」
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▽第101回全国高校サッカー選手権東京予選
第101回全国高校サッカー選手権東京予選