国士舘は大森学園に勝利し、決勝進出を決めた(写真=多田哲平)
本田TAにとっては国士舘に来てから初の決勝進出。習志野、流通経済大柏に続く3チーム目を全国に導く絶好のチャンスである。
「勝つことで子どもはどんどん変わる。今年はインハイの頃から少しずつ良くなってきた。9月頃から選手権仕様に切り替えて『次は選手権だぞ』と子どもたちに言い続け、意識させてきた」
この予選では東海大菅生、修徳、そして大森学園と強豪や躍進校を次々に撃破。勝利を積み上げることで選手たちが成長してきた実感が、本田TAにはある。「このチーム、素晴らしいでしょ」というのは、偽らざる本音だ。
「ベスト8くらいの学校が一番多いんだよ。東京だけじゃなく、千葉にしても静岡にしても。そこをどう突き抜けるか。それにはやっぱり勝たせなきゃダメだよね。勝って、勝って、勝ち続けること。決勝まで行っても負けたら全然意味がない。勝ち続けて自信をつけるから突き抜けていくんだろうと思いますね」
▽第101回全国高校サッカー選手権東京予選
第101回全国高校サッカー選手権東京予選