國學院久我山のMF高橋作和(写真=矢島公彦)
1-1で迎えた63分、味方とのコンビネーションでペナルティエリアに進入したMF高橋作和(3年)は迷いなく右足を振り抜き、ゴール左を撃ち抜いた。
國學院久我山は11月12日、第101回全国高校サッカー選手権東京予選の2次予選Aブロック決勝で実践学園に3-1で勝利を収め、3年ぶり9回目の選手権出場を決めた。
この試合で決勝ゴールを決めたのが高橋だった。攻守において存在感を放つ万能インサイドハーフは帝京との準決勝に続き、2試合連続での決勝弾。全4試合を通じて4ゴールと、今予選ではその得点センスが冴え渡った。
機を見た飛び出し、冷静なフィニッシュワークは実に秀逸。なにより”これぞ久我山”と言えるような流れるようなパスワークのなかで相手の背後を突く動きには目を見張るものがあった。
「この大会が始まる少し前のリーグ戦から点が取れるようになってきていたんです。得点のイメージができてきて、それが上手く形になってきたという感じで」
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▽第101回全国高校サッカー選手権東京予選
第101回全国高校サッカー選手権東京予選