桐光学園のFWベイリージャスティン勇誠(写真=多田哲平)

 桐光学園(神奈川)は12月21日、高円宮杯U-18サッカーリーグ2022プリンスリーグ関東2部 プレーオフ(参入戦)八千代(千葉)を下し、来季のプリンスリーグ関東2部昇格を決めた。

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 スコアレスで突入したPK戦で4-2で勝利。勝敗がどちらに転んでもおかしくない接戦だった。キャプテンのFWベイリージャスティン勇誠(3年)は以下のように振り返る。

 「90分で決めるべき試合だったし、決められたと思う。自分たちの力は全然出し切れなかった。ただ後半最後の立て続けのセットプレーもしっかり声を出して凌いだり、延長に入っても声を切らさずに全員で走り切れた。粘り強くゼロに抑えられたのは成長できた部分ですね」

 今年はインターハイと選手権のいずれも全国への切符を掴むことができなかった。だからこそ、このプレーオフへの想いは強かった。最後にチームに何かを残す――その想いでベイリージャスティンを含む3年生が奮起したという。

「今年のチームは得点力もあったし、全国でも上にいけるチームだったと思うんです。リーグ戦でも法政二さんに1敗しただけで、それ以外は無敗で、良い流れだった。でも選手権とインターハイでは大事なところで負けてしまって……本当に悔しくて。だから残った3年生が全員、最後のプリンスリーグ昇格への気持ちが強かった。それが成し遂げられたのは本当に嬉しいです」

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▽高円宮杯 JFA U−18サッカーリーグ2022プリンスリーグ関東2部 プレーオフ(参入戦)
高円宮杯 JFA U−18サッカーリーグ2022プリンスリーグ関東2部 プレーオフ(参入戦)