細かなクロス指導をする場面も(写真＝多田哲平)

　さらに「コンディション調整」について「食事やストレッチを管理しても、どうしても悪い時がある。そういう時は調子が悪いことを受け入れて、最低限やらなくちゃいけないことはやるように切り替えることも大事」だと話せば、「プロになるために高校時代に意識していたこと」については、「これといってなくて、その日を全力で過ごしていた。コイツには負けたくない、そういう気持ちで日々を過ごしていた積み重ね」だと答えた。

　学生たちにとっても、第一線で活躍するプロ選手との時間は貴重な経験となったのは間違いない。MF岩木大和は「坪井さんや山根選手が丁寧に教えてくださり、とても楽しかったです」と振り返り、「自分もいつか日本代表の舞台に立ちたい」と意気込む。

　またDF森翔吾は「日本のトップレベルの方のサッカーを教えてもらって楽しかったです」と語り、「いつもコーチには山根選手みたいに駆け上がって攻撃に参加する選手になれと言われている。今日教えてもらったので、そうなれたらいいな」と目標をより現実に捉えていた。

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