東邦を率いる石渡靖之監督(写真=会田健司)
第101回全国高校サッカー選手権の1回戦が12月29日に行われ、浦和駒場スタジアムの第1試合でプレミアの強豪・履正社(大阪)と対戦した東邦(愛知)は1-4で敗れ、4年ぶり7回目の選手権全国大会は残念ながら初戦敗退となってしまった。
試合後、東邦の石渡靖之監督は「少し守備的なフォーメーションで我慢強く前半を凌いで、システムを変えながら点を取りに行きたかったんですが、力の無さから失点してしまいました。やはり相手が一枚上手だったと思います」と振り返った。
力が上の相手に対し、3-4-2-1のシステムで最終ラインを5枚で守り前半を凌ぐ。W杯で日本代表がドイツやスペインにみせたような展開を狙った。
「今回は力が相手の方が上なので5バックで凌ぐよと。前半を凌げればシステムを変更しながら点を取りに行く形を取れるからそこまでを我慢しよう」
その言葉通り粘り強い守備をみせた東邦イレブン。シュートまで行けない履正社に対してカウンターからフィニッシュにも持ち込んでいった。しかし、ミドルシュートのブロックがDFラインの裏にこぼれたところから失点。PKのピンチをGK1御子柴里城(3年)のシュートストップで防いだものの、直後のFKから2点目を奪われた。
▽第101回全国高校サッカー選手権
第101回全国高校サッカー選手権