それから、パスの練習などでは選手にやらせてみる。その中で例えば、タイミング的にボールが縦に当たらない場合「どうすれば良いと思う?」という投げかけをしてから「例えばこういうことができるよね」という話をしています。練習で「これしかやっちゃダメ」と言うよりは、選択肢をいくつか持たせて、パス練習の中でもゲームに近い設定にしてやるというイメージですね。
ドイツではあまり見たことないのですが、ゲーム形式を設定するときに、3タッチ以上しないとパスが出せないルールでやるゲームが僕は結構好きで。3タッチ以上しないとパスが出せないとなると、ディフェンスする選手からすると自分が対峙する相手にボールが出た瞬間に、相手はパスが出せないから詰める。
パスを受ける側はパスを出すためには3タッチ以上しないといけないから自分がタッチ数を確保できるポジショニングを取る。こういう所の判断をしながらどうしても球際のボディコンタクトが多くなる、ドリブルを絶対しないといけない設定に。
チームではこういうような練習をやっていたりします。
なお、このトレーニングの詳しい模様はこちらから視聴可能だ。