スタンドから大声援を送った浦和東の生徒たち(写真=古部亮)
浦和東は令和5年度関東高校サッカー大会埼玉予選で公立校としては唯一のベスト4進出。4月26日の武南との準決勝では0-3で敗れ、令和元年度大会以来となる関東大会出場とはならなかったが、確かな実力を示した。
平尾信之監督は武南戦後、「まだまだ力の差があった」と痛感しつつも「でも、ここまで来るなかですごく成長した」と大会を振り返る。
成長したのは、技術や戦術だけではない。「サッカーと私生活が繋がってることを理解して、ピッチの中で起こる様々なことを想定内にしていけるように普段の生活からアンテナを張っていた。そこは一番成長したかな」と平尾監督は言う。
なにより声出し応援が解禁された今大会はサッカー部以外の生徒にとっても貴重な経験になった。
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▽令和5年関東高校サッカー大会埼玉予選
令和5年関東高校サッカー大会埼玉予選