後半に関大一が一気に逆転(写真=会田健司)

 ゲーム後、チームを率いる緒方卓也監督は「相手が強いのでしんどかったです。前半は押し込まれる展開も仕方ないと思っていたんですが、失点は想定外でした。後半は相手の3バックの脇が空いていたのでそこの指示をして、フレッシュな選手を出していきました。相手の11番(MF高畑宗希)がスピードがあるので河村で行って、途中から内田を投入すると選手にも伝えていました。出来過ぎです(笑)」と見事な逆転劇を振り返った。

 前半はほとんどの時間で押し込まれていたこともあり、ハーフタイムに戻ってきた選手たちが"バタバタして上手くいっていない"と感じ取った指揮官は「30秒目を瞑らせて声を掛けました」と、はやる気持ちを落ち着かせ、コーナーの角とポケットを取りに行くことを選手たちに刷り込んだ。

 そして「出来る子なんですがメンタルが強くないので、すぐに後ろを向いたり、シュートを打てるところで打たなかったりするところがあるので、いつも言っているんですが今週一週間はずっと言い続けてきました。出ていくときも『お前が逆転して来い!』と言って送り出しました」と満を持して投入した内田が3ゴールに絡む大活躍。

 本人も「出来過ぎです」と何度も繰り返すほど緒方監督の采配でゲームの流れを手繰り寄せた。

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▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選
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