神戸高校の林啓太監督(写真左)(写真=会田健司)

 「いまはベスト8に入るのも大変」と話す林監督は「一人一人の力は去年より明らかに落ちると思うんですが、3年生が凄く真面目で身体も張ってプレーしてくれる。それに2年生が沢山点を取って助けてくれました。そういう意味ではバランスのいいチームかなと思います。3年生の頑張りがチームをここまで引き上げてくれたと思います」と今大会を振り返り、チームを引っ張ってきた3年生の頑張りを称えた。

 そして「勝ち進むことでOBも沢山応援に来てくれました。ずっとムズムズしていた方たちがみんな来たなと(笑)。(3回戦の)明石城西に勝ったあたりから色んな方から連絡が来るようになった。準決勝はOBが配信をしてくれて、授業が終わった生徒たちが本当に沢山観てくれたみたいです。それぐらい学校も盛り上がりました」と今大会での躍進がもたらした効果を喜んだ。

 神戸高は県内屈指の進学校という事もあり、練習時間は1時間半と短く「限られた時間でみんなが集中してやっています。そこから塾がない日は個人で練習したりしています。準決勝に上がってきたチームで一番練習時間も短いと思いますが、頭を使ってやってこれたのかなと思います」とはキャプテンのMF坂田祥颯(3年)。

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▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)兵庫予選
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