高知の大坪裕典監督(写真=多田哲平)
高知(高知)は8月2日、令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)の準々決勝で明秀日立(茨城)に0-1で敗れ、準決勝進出を逃した。
「選手が今持っている力を十分発揮してくれたが、一瞬の隙を突いてきた明秀日立さんがさすがでした」と敗北を認める大坪裕典監督。一方で「選手たちは1本を決め切る大事さを身をもって知ってくれたんじゃないかな」と話す。
準決勝へには辿り着かなかったものの、初のベスト8に駒を進めることができた今大会から得たものは、チャンスを決め切る大切さ以外にも多い。羽黒(山形)との2回戦(初戦)を4-1で制すと、3回戦では第101回選手権優勝の岡山学芸館(岡山)に14-13という壮絶なPK戦の末に勝利を収めた。
大坪監督は「最後の最後まで粘ってPK戦で勝つというのは自信につながった部分もある。また我々は3試合目で疲労が溜まっているなかで、明秀日立さんは4試合目で高い強度を見せてきた。その強度は最低限必要なのかなと思いますし、逆に強度の高いチームをどう外していくかが大事だと感じることもできた。今大会は非常に大きな経験になりました」と収穫と課題を語った。
(文・写真=多田哲平)
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)