ロングスローで相手のオウンゴールを誘発(写真=多田哲平)
青森山田(青森)は9月24日、高円宮杯 JFA U−18サッカープレミアリーグ2023 EASTの第15節で流通経済大柏(千葉)に3-2の劇的逆転勝利を収めた。
2点のビハインドからチームを救ったのは、69分から左SBで途中出場したDF小沼蒼珠(2年)だった。
出場したのは、相手に2点目を決められばかりの難しい状況。それでもピッチに立った小沼の精神状態は研ぎ澄まされていた。
「負けている状態で出たので、流れを変えてやろうという強い想いで入りました。だけど、落ち着いてはいました。フロンターレ戦(5月21日/2-2のドロー)では気持ちが昂りすぎてPKを与えて勝ち試合を引き分けにしてしまった。なので、きょうは熱いなかでも頭は冷静に。そこは意識していました」
小沼が初めに大きな存在感を示したのは、チームが1点を返したあとで迎えた80分。右サイドから豪快なロングスローを投げ込むと、そのボールが相手GKの手をかすめてゴールイン。オウンゴールでの同点弾を誘発した。
▽高円宮杯U-18サッカーリーグ2023プレミアリーグ EAST
高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023 EAST