堀越vs日大三(写真=佐藤亮太)
仲谷は昨年、中学の時から痛めている手首と疲労骨折した右足の甲を同時期に手術。
約10か月、治療とリハビリにあてた。仲谷によれば半年間、ほぼなにもサッカーができなかったそうだ。それだけプレーできている喜びが仲谷の力になっている。
プレーだけではない。「(仲谷は)元気がいい選手。元気なのはとても大事。(劣勢のとき)みんなにいけるよと、根拠のない自信があったほうがいい」と佐藤監督。明るさもプラスになっている。
そのなか、気になったのが2‐0で迎えた後半8分。堀越はDF3森章博からDF13渡辺冴空(さく)に交代したこと。
DF13渡辺について佐藤監督は「対人が強く、スピードもあり、競り合いにも強い選手。勇気あるというよりも無謀なぐらいなので、そのほうが跳ね返すにはわかりやすい」と残り時間を戦う選手へのメッセージの意味合いがあった。
ただ、この交代。実に奇妙だった。はじめは負傷交代かと思われたが、そうでもなさそう。気になり理由を聞いて、驚いた。これは監督ではなく、選手からの判断だった。
▽第102回全国高校サッカー選手権東京予選
第102回全国高校サッカー選手権東京予選