昌平イレブン(写真=矢島公彦)

 昌平の攻撃力を思うと、この2点で抑えておけば致命的なハンディにはならなかったが、前半19分に右サイドを突破されてから失った3点目が重くのしかかった。後半4分にもFKから4点目を奪われたように、ここでも佐怒賀が反省したゲームへの入り方に問題があったのかもしれない。

 村松明人監督は「先行するイメージでいたので、(連続失点で)相手に守備でも攻撃でも余裕を与えてしまった。先行して自分たちの流れでやりたかったのだが……」とショックの色をにじませた。

 昌平は今回で6度目の出場だが、4失点は過去最多となる。これまでは第98回大会準々決勝、青森山田戦での3失点だ。この時は前半に3点取られたが、後半に2点を返した。

 今回も前半を0-3で折り返したが、昌平には戦況を一変させられる切り札が複数いるだけに、後半の巻き返しは十分に期待できた。

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▽第102回全国高校サッカー選手権
第102回全国高校サッカー選手権