3回戦の1トップから1、2回戦で採用した小田晄平(3年)と鄭志鍚(2年)の2トップに戻して臨んだ。前後半で計7本のシュートを放ったものの、決定的な一打は前半18分に鄭の出色のスルーパスから小田が惜しくも左に外した1度くらいだった。
セットプレーで鋭いボールを放り込んでいたMF土谷飛雅(3年)は、「相手にボールを持たされている感じで、守備を崩せなかった。ロングボールを警戒し過ぎてラインを引いて守ってしまい、こぼれ球を拾えなかった」と言い、指揮官が指摘した“中だけは引き締めた”青森山田の戦略にはまったようだ。
第98、99回大会に続いて準々決勝に進んだが、またしても8強の壁を突破できなかった。インターハイは4度の出場で3度もベスト4に駆け上がっているが、やはり選手権は勝手が違うのだろう。
村松監督は「相手には攻守で1対1の強さを感じた。うちもここをもっとやっていかないと」と青森山田にあって、昌平に足りないところを体感したと言う。
▽第102回全国高校サッカー選手権
第102回全国高校サッカー選手権