西武台イレブン(写真=河野正)
決勝では序盤から攻勢を仕掛ける計画だったが、「(先制点を)取れませんでしたね。立ち上がりの出来(の悪さ)が引き分けという結果につながり、逆転してからはギアを上げられなかった。これが失点を招いた原因です」と分析した。
準々決勝からは、4強の聖望学園、優勝した昌平、ベスト4の武南という昨秋の選手権予選上位校との3連戦だった。いずれ劣らぬ最高水準のチームとの戦いだったが、すべて2点ずつ奪われてしまった。3試合で6失点は多い。
昨季から守備ラインを支える主将のCB谷口輝(2年)は、「6失点もして情けない。守り切らないといけない時間帯での失点もあったし、決勝は守備の緩さやスキがたくさん出たゲームだった」と優勝しても笑顔はなく、むしろ反省の弁を並べた。「今年は攻撃力があるので、もっと練習から厳しく取り組みたい」と悔しさを胸にさらなる飛躍を誓う。
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▽令和5年度埼玉新人戦(新人選手権大会)
令和5年度埼玉新人戦(新人選手権大会)