明秀日立GK1重松陽(写真=会田健司)
明秀日立GK1重松陽(3年)がPK戦で2本のシュートストップをみせ、チームを関東大会出場に導いた。しかし、2連続セーブ後も守護神の表情は険しいままだった。
令和6年度関東高校サッカー大会茨城予選の準決勝が5月8日にト伝ノ郷運動公園で行われ、明秀日立がPK戦の末に東洋大牛久を下し決勝に進出。2年ぶりの関東大会出場権も獲得した。
1-1で迎えた延長後半2分。明秀日立は東洋大牛久にCKからオウンゴールで勝ち越しゴールを許した。その後、なんとか同点に追いつき、PK戦では重松が相手の2本目と3本目をストップ。チームの勝利に貢献した。
「CKで失点したところも自分のミスだったので、それを取り返さないと、という気持ちだったので、喜べなかった」
重松はCKのシーンでニアサイドで手を伸ばしたが、ボールを処理できず、それが2失点目に繋がったことを悔やんでいた。
重松は昨年、全国制覇を果たしたインターハイで2年生ながらに1回戦から決勝までの6試合にフル出場。選手権でも全国の舞台を経験した。それだけに1回のミスの重さというものを誰よりも痛感していたのだろう。
▽令和6年度関東高校サッカー大会茨城予選
令和6年度関東高校サッカー大会茨城予選