2回戦の相手は、昨年度の第102回全国高校選手権ベスト4のレギュラーが6人も残る堀越。そんな強敵にひるむことなく2-1で勝った。

 続いて準々決勝では関東高校大会を制した大成が待ち受けたが、FW岩井優太とDF西澤航星(ともに2年)のゴールで2-0と快勝する。

駒澤大学高等学校(写真=矢島公彦)

 チームに携わって20年目、指揮を執って3年目の亀田雄人監督は、「基本的なことをしっかりやれたと思います。最後まで集中力を保ち、相手守備の穴をこじ開ける頑張りも見せてくれた」と説明した。難所はまだ続く。インターハイ出場を懸けた準決勝は、2連覇を狙ったプリンスリーグ関東2部の國學院久我山との決戦だ。

 真夏のような暑さに加え、気温が上昇する午後1時キックオフという過酷な条件。前半は岩井や主将のボランチ寺尾帆高(3年)が、アグレッシブにゴールを狙った駒澤大学高等学校が優位に進め、國學院久我山はボールを保持していたものの、公式記録上でのシュートはなかった。

【次のページ】 駒澤大学高等学校、強豪を次々と倒して東京2位で全国へ(3)

▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選