さらにインターハイ予選の3回戦負けを受け、S1リーグが再開した6月22日の第7節から今度はアンカーを置く4-1-2-3への衣替えを断行。同時に選手のポジションにも手を加えた。

 これが功を奏したのだろう、第7節から3連勝を飾る。

 山本監督は「秋の選手権予選をにらみ、リーグ戦では強化すべき課題をひとつに絞らず、いろんなものを試しながらも勝ち点を積み上げられた。私たちが提案したことに対し、選手は“よし、やってみよう”とトライする精神が旺盛なんです。チームの雰囲気も良く、ここが大きな強みです」とイレブンを褒めた。

 暫定ながら21得点は、首位の昌平セカンドに1点差の2位。これは、FW太仲貴哉(3年)の成長に尽きるそうだ。

 新人大会では背番号5を付けて2列目を担当していたが、関東高校大会予選から2トップの一角を担い、現在は1トップを任される184センチの大型FWだ。昨秋の全国高校選手権予選、浦和南との準決勝では後半途中から出場し1得点した。

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