聖望学園vs細田学園
それでもボール保持率で上回っていた聖望学園は20分、小山がMF田中翼(2年)の右からのパスを蹴り込んで先制。23分に田中、34分にもボランチ遠藤浬(3年)がいずれも鋭い弾道のシュートを放ったが、主将の名GK米山巧馬(3年)に捕球されて追加点を奪えなかった。43分に右2列目の野元里晟(3年)が蹴った右CKから、右SBペイトン有玖主(3年)が放ったヘッドも、わずかに右ポストをそれていった。
3-4-2-1の細田学園は、ボランチの並木俊輔(3年)を中継地点に攻撃を展開し、ともにシャドーの三上蓮恩と原慧悟(3年)が、ドリブルでの突破を試みた。三上は佐賀県で行われた国民スポーツ大会(旧国民体育大会)、少年男子埼玉選抜の一員として活躍した2年生だ。最前線では大型FW稙田琉斗(2年)が最終パスを待ったが、なかなか生きたボールが届かず決定的な得点チャンスは訪れなかった。