成城学園MF8大重宙之「
第103回全国高校サッカー選手権東京予選Aブロック2回戦が行われ、成城学園が創価に2-1で逆転勝利を収め3回戦進出を決めた。
試合前のイレブンショット、緊張するチームメイトを明るく元気に盛り上げようとするMF8大重宙之。そんな姿がその瞬間、妙に気になったのは偶然ではなかった。
「雰囲気をちょっと良くしようかなと思ったんですけど、最初に決められちゃって、ミスったなって心の中で思ったんですけど勝ってほんとに良かったです(笑)」
開始1分に相手のエースFW9矢田英一にセットプレーから失点を喫し、いきなりビハインドを背負った成城学園。
「出だしで取られて、チームがちょっと何かふわっとしていて、でもすぐに7番の成川(昊希)君が決めてくれました。ただ、その後も押し込まれて、ちょっとヤバいなと思ってました」
失点で再び火がついた創価に次々と攻撃を繰り出され成城学園にとって苦しい時間帯が続く。しかし、ここで大重の『一瞬のひらめき』から生まれたゴールで流れは成城学園に傾く。
「ここで何とかしなきゃいけないなと思って、何か一瞬のひらめきというか、何かそういう感じで行ったらボールが来て、あの瞬間だけ冷静だったって感じです」
▽第103回全国高校サッカー選手権東京予選
第103回全国高校サッカー選手権東京予選