配嶋幹雄氏
当初、クラウドファンディングによる目標額を5500万円に設定したが、人件費と物価の高騰に加え、ウオーミングアップ用の敷地拡張などで7000万円に増額。UNSSの野間薫副代表理事とともに、プロジェクトの中心となった配嶋幹雄理事は、「一番苦労したのはお金集めでしたが、税理士や弁護士、司法書士や行政書士にいろんな相談と指導をお願いしました。工費を最小限に抑えるための助言もいただき、自らも専門書で勉強しました」と振り返る。
同窓会組織の協力の下、卒業生を中心に学校周辺の住民など、延べ1200人以上から5000万円を超える寄付が集まり、企業17社からは約2000万円の協賛金が寄せられた。
目標額を達成すると、今年7月1日に工事が始まり9月20日に竣工。県立高だけに埼玉県にグラウンドを寄付する形を取り、寄附採納申請の許可が下りた9月28日、早速男子サッカー部が初練習を行い、女子は翌日から人工芝の感触を確かめた。