屈指の激戦区である千葉県を勝ち抜き、第103回全国高校サッカー選手権への出場権を獲得したのが流経大柏だ。県決勝では、近年、急速に力を着けてきた日体大柏を4-1と圧倒。プレー強度で上回る流経大柏がセットプレーからのチャンスを活かし、効率よく得点を重ね、地力の差を見せつけた(ちなみに、“柏ダービー”となった決勝の顔合わせは選手権の県予選において史上初)。
全国にその名をとどろかす強豪校を率いて5年目に入る榎本雅大監督は、今年のチームのキーワードとして「競争力」を挙げている。例年にも増して選手層が厚く、アンダーカテゴリーの代表経験者でさえ、必ずしもスタメン確保とは限らないほどなのだ。
▽第103回全国高校サッカー選手権
第103回全国高校サッカー選手権