奈良クラブユースイレブン
前からハメに行ったプレスは足元の技術で勝る興國Bに剥がされ、勝負に行った場面でことごとくひっくり返され自陣への侵入を許した。前半はなんとか無失点で終えたものの、後半に入るとビルドアップでミスが続き、あっという間に3失点。そこから自身の2ゴールで1点差まで詰め寄ったが、ユースでの有終の美を飾ることは出来なかった。
「自分の力不足。前の選手が点を取れないし、ボールも落ち着かせられなかったから、後ろの選手がしんどくなって、失点に繋がってしまった。練習でやってきたことも上手くいかず、自分がもっと最初から引っ張っていけていたら負けなかったんじゃないかなと思います。絶対に自分が3点取ってPKに持ち込もうと思っていたんですけど、結果的に2点しか取れませんでした」
自分がチームを勝たせられなかった。川井はそう言って肩を落とした。
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