試合前の奈良クラブユース

 浮足立ってしまって自分のプレーができない。普段はもっと良いプレーができる選手たちなんです。寄せられている状況でのミスはあると思うんですけど、寄せられてない中でのミスがあったし、攻撃のところでもバタバタ感があってなかなか収まらなくて。これでもだいぶ戦えるようになったんですけど、やっぱりストレスのかかったゲームで上手くやるってことがまだできないですね」

 興國Bの選手の多くは、インターハイや選手権を経験している。普段のリーグ戦とは違う一発勝負。さらに観客や応援団が作り出す雰囲気は独特で、こういう試合を経験しているかどうかが勝敗を分ける。

 「そうなるためにプリンスに上がらないといけないんですけどね。それは奈良クラブがひとつずつステージを上げていくしかないですね」

 この舞台を経験した1、2年生たち。彼らが奈良クラブユースを上のステージに押し上げる。

 (文・写真=会田健司)

▽高円宮杯 JFA U−18サッカーリーグ2024プリンスリーグ関西 プレーオフ(参入戦)
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