選手権予選決勝と同じく4-2-3-1の布陣でスタートしたチームは最終ラインからボールを動かしながら、ショートパスを主体に攻撃を構築。すると、5分にいきなり好機を生かす。FW森田晃(3年)のラストパスを受けた左サイドハーフのMF堀江真広(3年)が得意のドリブルで左サイドから中央に切れ込んでシュートを放つ。これで得た左CKを堀江が中へ入れると、左SBラビーニ未蘭(3年)が高打点のヘッドを叩き込んでリードを奪った。以降もキャプテンのMF砂押大翔(3年)を軸に組み立て、テンポの良い攻撃を展開していく。15分過ぎからは相手のペーストなり、攻め込まれるシーンが目立った。22分には主将・CB宮地陸翔(3年)が浮き球のパスを最終ラインの背後に通すと、FW伊藤湊太(3年)に左足でシュートを打たれてしまう。しかし、守護神・GK大橋藍(3年)が1対1を阻止して事なきを得た。
▽第103回全国高校サッカー選手権
第103回全国高校サッカー選手権