大津イレブン
東京都世田谷区の駒沢陸上競技場会場では、地元・東京A代表の堀越が津工(三重)を迎える。東京A決勝では実践学園に延長戦で一度は勝ち越されながらも逆転勝ちを果たした堀越は、キャプテンのDF2竹内利樹人(3年)をまとめ役に据えての選手主導「ボトムアップ型」を採用し、前回大会に続くベスト4以上を目指す。対して第86回大会でベスト4に進出してている津工も三重県大会では2試合のPK戦をくぐり抜けてきた。PKストップに無類の強さを持つGK1中尾楓汰(3年)を中心に、まずはいい守備から速い攻撃で相手ゴールを陥れたい。
千葉県柏市の県立柏の葉公園総合競技場では藤井学園寒川(香川)との14人ずつが蹴り合う壮絶PK戦を制した札幌大谷(北海道)が、初戦でプレミア王者らしい貫禄の試合運びを見せた大津(熊本)の胸を借りる。初戦ではやや精彩を欠いたJ2・FC今治内定のキャプテンMF10笹修大の爆発が、この試合に勝利する上では必須。対する大津も福井商(福井)の6バック守備に手を焼いた前半の課題を修正しつつ、1回戦ではゴールがなかったJ1清水エスパルス内定のMF10嶋本悠大(3年)らの状態をさらに上向きにしたい。
▽第103回全国高校サッカー選手権
第103回全国高校サッカー選手権