帝京イレブン

 千葉県千葉市のフクダ電子アリーナには両校初戦の上田西(長野)と徳島市立(徳島)が登場。県勢最高成績のベスト4入りした第96回大会以来の出場となる上田西は左足でのシュート力に定評があるFW7松本翔琉(3年)、徳島市立は中盤の位置にもかかわらずプリンス四国で18試合16ゴールを奪い得点王に輝いた4山口凜太朗(3年)の躍動具合が勝敗に直結しそうだ。

 神奈川県川崎市のUvanceとどろきスタジアム by Fujitsu会場では開幕戦で京都橘(京都)に競り勝ち、17大会ぶりの選手権勝利を手にした帝京(東京B)が2回戦を迎える。格上の鹿児島城西(鹿児島)をスコアレスに封じPK戦で勝ち抜き、見事初出場初勝利をゲットした金沢学院大附(石川)としては、左足で縦横無尽にゲームを掌握した帝京キャプテンMF8砂押大翔(3年)への警戒を80分間解くことなく、多彩なセットプレーで攻め込み、ハイボールに強いGK1石山アレックス(2年)も控える1回戦同様の展開に持ち込みたいところだ。

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▽第103回全国高校サッカー選手権
第103回全国高校サッカー選手権