静岡学園円陣
同じく埼玉県さいたま市の・浦和駒場スタジアム会場では1回戦で広島国際学院(広島)に前回大会のリベンジを果たした静岡学園(静岡)と、同じく1回戦で専大北上(岩手)に快勝し、15大会ぶりの選手権勝利を果たした高知(高知)が対戦する。伝統の中央突破ばかりでなくセットプレーでのキック精度にも目を見張るべきものがあった左サイドバック2土田拓(3年)らを起点とするサイドからの崩しも優れたものをみせた静岡学園に対し、前線から組織的守備を構築する高知のカウンターが決まるかが試合のポイント。もちろん、初戦で大きな話題を呼んだ高知MF6西森吏玖(3年)のハンドスプリングスローにも注目したい。
東京都北区の味の素フィールド西が丘では2回戦が初戦の両校が登場。帝京大可児(岐阜)はインターハイ優秀選手、岐阜県大会でなんと21ゴールをマークしたFW10加藤隆成(3年)に、大分鶴崎では開会式で堂々と選手宣誓を行ったMF8志賀杏陸(3年)のキャプテン2人にまず注目していきたい。また187センチの長身を利して大分県大会5試合無失点Vの原動力となった大分鶴崎GK1大倉公亮(2年)も好選手の1人だ。
▽第103回全国高校サッカー選手権
第103回全国高校サッカー選手権