東京都世田谷区の駒沢陸上競技場会場の2回戦は前橋育英(群馬)と愛工大名電(愛知)のカードに。堅実に守りつつ8オノノジュ慶吏(3年)、15佐藤耕太(3年)のFW2枚のゴールで米子北(鳥取)とのプレミア対決を制した前橋育英が、FW10水野桜介(3年)の2ゴールなど明誠(島根)から大量6点を奪った愛工大名電の勢いを止められるかが、最初のポイントとなるだろう。

 千葉県柏市の県立柏の葉公園総合競技場では地元・柏市の大きな期待を担う流通経済大柏(千葉)が佐賀東(佐賀)との初陣に挑む。流通経済大柏は今季プレミアEASTでは全11チームから勝ち点を奪い高体連チーム最上位の4位。第86回大会以来2度目の全国制覇も視野に入れる。プレミアで7ゴールのFW19粕谷悠(3年)、J2カターレ富山内定のMF8亀田歩夢(3年)、J1湘南ベルマーレ内定のFW12松本果成(3年)ばかりでなく、どこからでも攻められる流通経済大柏に対し、前回大会では3勝でベスト8入りと選手権での経験値は相手を上回る佐賀東が、前回大会でも主力だったキャプテンのDF6田中佑磨(3年)を中心にゲームを掌握できるかを見守りたい。

【次のページ】 前回大会覇者・優勝候補の青森山田が初登場!流通経済大柏も初陣 2回戦第1試合見どころ(4)

▽第103回全国高校サッカー選手権
第103回全国高校サッカー選手権