「歴史を創るって意味ではこういう場面(インタビュー)でも本当に日本一になりたいと言えるようになってきた。ただ、私たちの実力からすると一戦ずつコミットして戦っていかないとそこまで辿り着かないという自覚があるので、明日ちゃんとリカバリーをして明後日にどういう狙いを持って戦うか目線を合わせて。次勝たないとって思いは全員あるので、ここで満足するのは避けたい」

 現実をしっかり受け止めながらも、「目標は日本一」と言っても違和感はない。それは実績と自信、両面で挑戦できる準備が揃ったということ。そして重松を筆頭にインターハイ優勝メンバーがいることも実に頼もしい。

 1月4日に行われる準々決勝も場所は同会場。相手はホームの東海大相模だ。明秀日立が新たな歴史を創れるか、次戦も注目の一戦となる。

 (文・写真=会田健司)

▽第103回全国高校サッカー選手権
第103回全国高校サッカー選手権