ただ、いざ大阪教育大との試合が始まると普段なかなか対戦する機会のない大学生とのマッチアップに戸惑った。「スピードやフィジカル、キック力などほぼ全てが違った」と振り返る丸山は能力差を埋めるべく、予測でカバーしようとしたが、相手は一瞬の隙を逃さず連続失点。後半に入ってからも「雰囲気を崩したくなかった」と声を出し続ける姿が印象的だったが、失点は止まらず0-7で敗れた。

 「大阪代表として選んでもらったのですが、こうした不甲斐ない結果になってしまい、もっと頑張らなければいけないと思いました。ゲームキャプテンをやらせてもらっているので、ちょっとチームを引っ張っていけたらと思いました」。試合後は悔しさを滲ませたが、普段味わえない高い基準を経験できたのは大きい。「大学生とのレベル差を感じましたし、学べるところがたくさんあったので、自分の物にしていきたい」。

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