中学校になってからは大阪府に引っ越し、「RESC」でもレギュラーとして活躍。私学からの誘いもあった中、進んだ千里では1年生から出場機会を掴んだ。「自分は1年生の頃から上の代でやらせてもらっていたので、上の学年の雰囲気やスピード感をある程度体感していた」経験は大きく、大阪選抜では攻撃の要と言える存在。だが、履正社、阪南大高のBチームと対戦した際はあまり自分の良さを出せなかったという。
ようやく速いスピードに慣れて挑んだ大教大との一戦は持ち味を発揮する格好のチャンス。「せっかくこうした場を頂いているので、アグレッシブに行こうと思っていました。ミスっても良いから自分が今やれる最大限のプレーをやろうと意識していました」。
意気込みを表現するかのようなプレーを序盤から披露し、前半8分にはMF6白石哲大(枚方)からのパスを自陣中央で受けるとドリブルで相手エリアまで前進。最後は前に出ていたGKの位置を見てロングシュートを放った。攻撃だけでなく守備にも顔を出し、14分には反対サイドを崩され、ゴール前に入れられたボールを中に入ってクリアする。