ゴールに一番近い位置でプレーするが、身体は決して大きくなくいわゆるCFではない。「身体を考えると自分は純粋なCFとしては通用しない。ボール回しの時は落ちて足元で受けたり、そこから味方と連動してボールを動かし、攻撃を前進させていくのが役割」(植田)。中盤の3人と上手くポジションを入れ替わりながら、ボール回しを円滑に進める“偽9番”としての仕事を果たしつつも、「ゴール前では自分のストロングであるドリブルとシュートを発揮し、ゴールを決めようと意識してプレーしていました」。
見せ場が訪れたのは後半1分。右サイドでボールを持つと上手くカットインでゴール前に入り込んでシュートを叩き込んだ。相手に流れを持っていかれそうな失点直後に生まれたビッグプレーで、試合後はこう笑みを浮かべた。「後半立ち上がりに失点して、チームの流れ的にも悪い状況になりそうな予感があったので、試合に勝つためにすぐ1点返して流れを取り戻したかった。一瞬の隙を逃さず決めきれて良かった」。
▽第2回東武トップツアーズスプリングフェスタ
第2回東武トップツアーズスプリングフェスタ