県高体連サッカー専門部副委員長で、母校・市立浦和の大野恭平監督とは順大の同期であり、入学3カ月前にはそろって第75回全国高校選手権を戦っていた。しかも松商学園は3回戦で、浦和市立(当時の名称)は準々決勝で、ともに中村俊輔のいた神奈川・桐光学園に敗れるという共通点がある。浦和と長野の市立校同士で、毎年練習試合もしていたそうだ。
大野監督は「指導力の高い芦田が就任したことで昌平はさらに強くなると思う。いい刺激を受けて互いに高め合っていけたらいいですね」と僚友が同じ舞台に来たことを喜ぶ。
システムや型のないことが最強という自負を持つ。形にとらわれず、11人が戦況に応じてどう変化し、応対するかが真の強者だという考えを貫く。とはいえ、毎年のように日本一を狙えるチームを預かる覚悟については「昌平の監督を任されたからには、結果を求められるのは当然。私も子どもたちも勝つためにやっている」ときっぱり言い切った。
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