G大阪に2シーズン在籍した後、オランダ、ベルギー、オーストリアのクラブに期限付き移籍し、21年夏にオーストリア1部のLASKリンツに完全移籍。23年夏にはフランス1部のスタッド・ランスへ転籍し、24－25シーズンは欧州主要リーグで日本人初の5試合連続得点をマークし、通算11点を挙げた。

　日本代表では23年3月のウルグアイ代表戦から、24年1月のベトナム代表戦までデビューから6試合で6得点という記録も残した。

　ここまでの出世栄達は予想できたか？　「敬斗のサッカーノートには、この年はこうなり1年後はこんな自分がいる、といったことが書いてありましたが、あの目標より早いと思う」と生方コーチはうなずく。

　中学年代からサッカーに害を及ぼすことはすべて排除し、自分を律することのできる選手だった。常に前向きで「大丈夫、大丈夫」が口癖だった。どんなに強い相手でも、スターがそろった強敵でも「俺が点を取るから大丈夫」と言って本当に得点したそうだ。

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