
キャプテンの倉持慶太(桐光学園)
かつて、自分はあのスタンドにいた。
8つ上の兄が背負っていた“9番”を追い、さらにその先で躍動していたエース、小川航基のプレーに目を奪われた小学生だった。
そして今、自分がそのピッチに立っている。憧れた人と同じ場所に。あの日夢中で声を張ったユニフォームに、今度は“10番”として袖を通している。
6月15日に行われた令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選準決勝。桐光学園のキャプテン倉持慶太は、全国への切符を手にしたあと、静かに口を開いた。
「ほっとしてます。本当に素直に嬉しいです」
▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選